都内では、放置自転車の台数が減っている。1990年度に24万9000台だった放置自転車・原付・自動二輪は、2015年度で3万7004台にまで大幅に減少している。放置自転車だけだと、3万3830台だ。
この間に放置自転車の台数を数える方法が変わり、従来なら自転車は100台以上、原付と自動二輪に関しては50台以上ある場合のみを計上していたものが、新しい方式では1台でも計上するようになった。数値が大きく出るような方式に変えたにもかかわらず、かつてより放置自転車・原付・自動二輪の台数は減った。従来の方式で計上すれば1万9000台になる。
なぜ、駅前の放置自転車は減ったのか。その背景には、駐輪場の整備といった行政側の対策が奏功したようだ。 調布市でも駐輪場整備が進んだ
筆者は都内の調布市に住んでいる。調布の駅前には、1000台を超える収容能力を持つ駐車場が複数あり、その多くが多層階の建物となっている。調布市が管理しており、「調布市自転車等対策実施計画」に基づいて整備された。
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