パソコンを使った授業のノウハウが、インターネットを通じてだれでも閲覧できる情報教育ネットワークを大宮市立教育研究所が来月から開設する。
同市内の小・中学校六十校のほとんどがコンピューター教室を持ち、パソコンを使った授業が行われている。
季節の星空観測についてパソコンでシミュレーションしたり、生徒が研究発表の資料をパソコンで作ったりしている。しかし、ノウハウ不足から、十分に活用されていない学校もあるのが現状だという。
そこで、教育研究所ではパソコンを使った授業のノウハウをデータベース化して、だれでも利用できるようにしようと情報教育ネットワークのソフトを構築した。授業の指導案や生徒に配るプリントなどを紹介しているほか、実際の授業風景を映したビデオも見ることができる。また、パソコンの操作などで分からないことに回答する機能も盛り込まれている。
来月からの運用開始に向け先月、同研究所と市内の三小・中学校がオンラインで結ばれた。同研究所では「新しいデータをどんどん蓄積するためにも大宮だけでなく、広い地域の教師にも協力してもらいたい。授業情報をデータベース化するのは、国内では初めてではないか」と話している。
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