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山陰中央新報

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データで見る山陰のチカラ(9)/叶い石、宍道湖うさぎ…パワースポット/「物語」仕立て集客アップ

2018.08.19 本紙朝刊 26頁 出雲 地域 写図有 (全1,048字)

 日本政策投資銀行松江事務所が発行した「山陰ハンドブック 平成30年版」のデータなどを基に、島根、鳥取両県の潜在力を読み解く企画「データで見る山陰のチカラ」。今回から2回にわたり、両県にあるパワースポットを取り上げる。まずは島根から。

 神社仏閣などを巡るパワースポットブームが広がったのが2000年代。大衆向け風水やスピリチュアリズム(心霊主義)に対する人々の興味の高まりが要因とされる。

 島根県は「神々の国」と称されるだけに、パワースポットは多い。代表格の出雲大社(出雲市大社町)や太皷谷稲成神社(津和野町)、国賀海岸(西ノ島町)など各地に有名どころが顕在する中、ハンドブックは出雲部を中心に18カ所を記載している。

若い女性にヒット/

 そのうち、最もブームを生かしているのが、玉造温泉街(松江市玉湯町)近くにある玉作湯(たまつくりゆ)神社だろう。

 祭られている「真玉(またま)」という円形の石を、松江観光協会玉造温泉支部が地域再生を図る魅力の一つにしようと、08年に「願い石」と命名。それに押し当てて祈ると願いが成就するという「物語」を仕立て、直径1センチ前後の「叶(かな)い石」を発売すると、若い女性を中心にヒットした。09年に3万人だった参拝客は、11年は10万人に急増。出雲大社の本殿遷座祭があった13年は25万人まで増え、現在も12万人を維持している。

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山陰中央新報社

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