○…やった! ツマベニの幼虫だ。食草のギョボクを植えてから半年。育てていたツマベニチョウ(竹富町のチョウ)が産卵し幼虫にまで育っている。
これらのギョボクは米盛重友助教授(琉球大学熱帯生物圏研究センター西表実験所勤務)の協力で山から採取してきたもの。枝には葉が青々と茂り、その回りを飛び交うツマベニの姿に、産卵もそう先のことではないと思っていただけに、幼虫を見た瞬間「やった!」と大声を上げて喜んだ。
○…濃い緑色をした幼虫が十匹ほど確認できた。小さい虫も一人前に威かくのポーズのつもりなのか、しりの部分で葉をしっかりつかみ、体のほとんどを宙に浮かせている。色や格好が足と尾のないかわいいカナヘビのようだ。
○…サナギの羽化は新年早々にも見られ、美しいツマベニチョウの新春の舞が披露されるだろう。
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