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ビジネスマン「4万1640人」調査で判明! 2010年版「全大学・学部別」実力ランキング
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1 就職率→「狭き門」を突破できるベスト160
▼1位は96%超の国際医療福祉大…工業、薬科、医療系が健闘
○○○○=文 ○○○○○=撮影 ○○○○=写真 ○○○・○○○=図版作成

大不況は大学生に深刻な就職難をもたらしている。
今春は新卒学生の四人に一人が就職できず、留年する学生が続出した。
しかし、この厳しい状況のなかでもきっちり結果を出す「就職に強い大学」も
存在する。いったい何が就職の明暗をわけたのか。

工業大、医療福祉……
単科大が就職に強い

 地球温暖化で北極の氷は溶ける一方だが、就職氷河期の氷河はむしろ厚さを増している。大学通信の調べでは、二〇一〇年春卒大学生の就職率〈就職決定者数÷(卒業者数−大学院進学者数)〉は過去五年で最低の七四・四%。四人に一人が就職できなかった。その結果、卒業年限を迎えながら留年する学生が増えた。

 その数なんと七万九〇〇〇人(読売新聞「大学の実力調査」)。卒業予定者数が約五六万八〇〇〇人だから、七人に一人が留年している計算になる。また国の調査では、就職が決まらないまま卒業した者が約三万一〇〇〇人もいるという。両者を合わせた就職浪人は約一一万人。一昨年秋のリーマンショックの余波といえばそれまでだが、高い入学金を工面して最高学府に入れた親も、もちろん当人も、大学全入時代のツケをこんなかたちで支払わされては納得いくまい。しかし、こうした氷点下の寒風の中でもきっちり結果を出す「就職に強い」大学もある。

 就職率ベスト80(就職決定者五〇〇人以上)でまず言えるのが、単科大学の強さだ。トップ20のうち一一校が単科大。特に工業・理科系、医療福祉系が強く、IT産業や医療・介護分野が大きな受け皿となっている。また、国公立大の強さが目立ち、全四三大学(国立四〇、公立三)と過半数を占めた。国内全七七八大学の比率(国公立一八一、私立五九七)を考えると、就職に強いのは私立よりも国公立大と言ってよいだろう。

 地方大学も健闘している。都市大学(首都圏四県、愛知県、近畿圏三県)三七に対し、その他の地方大学四三。地方経済の疲弊が伝えられるが、地域に根ざしたローカル大学の就職率は決して悪くない。不思議に思われるだろうが、上場企業への就職率が高い早稲田・慶應といった有名私大、東大・京大などの日本を代表する国立大はランク外か下位低迷。そこに就職率のマジックがある。

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プレジデント社

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