アル骨の調査や診断にニーズ
本誌はXXXX年X月,主要な建設会社や建設コンサルタント会社,資材メーカーなどを対象にアンケート調査を実施。コンクリート構造物を対象とした調査や診断,補修技術について答えてもらった。
コンクリート構造物の調査や診断の技術はXX件。XXXX年X月に実施した同様のアンケート調査に比べて,半分以下に減った。
デジタルカメラを使ったひび割れの点検技術や赤外線によるコンクリート中の浮きやはく離を調べる技術など,「必要な技術は一通り開発された」と多くの技術者は口をそろえる。これらの技術は,本格的な実用段階に入っている。
三次元測量でモニタリング
構造物などをモニタリングする技術では,より広範囲を計測できる技術の開発が進んでいる。
例えば,○○建設はXXXX年,「T DM式FBG光ファイバーセンシング技術」を現場で初めて採用。道路トンネルの覆工コンクリートのひずみ量などを計測している。同技術は,1本の光ファイバーに最大で1600個のセンサーを設置できるうえ,長さ9kmまでの長距離計測もできる。
36ページで取り上げたレーザースキャナーなどを使った三次元測量も,土木構造物に適用され始めた。
鴻池組とソーキが共同で開発した「土木構造物電子カルテ」も,三次元レーザースキャナーを活用。斜面を継続的に計測して変位を観測し,崩壊を監視することも可能だ。
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