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胸にまばゆい純金とダイヤの輝きを―。鹿児島市の山形屋に二日、二億円の純金製ブラジャーがお目見えした。金糸の総レース編みで、胸元には一五カラットのダイヤをあしらっている。黄金週間に登場したまぶしい芸術品に、買い物客らは足を止め、ため息交じりに見入っていた。八日まで展示する。
二〇〇〇年を記念して、東京の下着メーカー「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」が東京在住の刺しゅう作家と共同製作した。約四百三十グラムの純金を髪の毛二本分(一〇〇ミクロン)の糸にし、ヨーロッパに伝わる伝統工芸・ボビンレースの手法で繊細な刺しゅうを施している。サイズはC70で、重さは普通のブラジャーの八―十倍という。
買い物客らは男女問わず次々に立ち止まり、「すごいわねぇ」「着け心地はどうかしら」と口々につぶやいていた。同市草牟田二丁目の主婦(46)は「女としては着けてみたい。不景気なご時世だから、こんな形で財産にしてもいいかも」。
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