森喜朗首相(自民党総裁)と公明党の神崎武法代表、保守党の扇千景党首は二十九日夜、東京・渋谷区内で夕食を共にしながら会談した。自民党の野中広務幹事長、次期官房長官に内定している中川秀直幹事長代理、公明党の冬柴鉄三幹事長、保守党の野田毅幹事長と青木幹雄官房長官が同席した。この日の会談は、先の衆院総選挙の慰労と新旧官房長官の紹介のために、森首相の呼び掛けで開かれた。
この日の会談では、今後の政局対応を含め率直に意見を交換し、この中で、これからは森首相だけでなく、政権を共にしている神崎、扇両党首も東南アジアなど海外に出掛けることを含め、国内、国外に対してアピールする機会を設けてもいいのではないかといった意見が出され、現行衆院選挙制度(小選挙区比例代表並立制)の問題点なども話題になった。
自公保三党首は、衆院選投票翌日の二十六日に会談し、三党連立の継続と森首相の続投を確認。さらに、強固な信頼関係に基づく協力により、引き続き景気回復と構造改革に挑戦していくことなどで合意書を交わしている。
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