福井梅 赤みじわり
若狭町 天日干しピーク
自慢の肉厚の実が夏の強い日差しを浴び、つややかに−。若狭町で特産の福井梅の天日干しが最盛期を迎えている。
天日干しは実を殺菌し、種離れよく食べやすくするため。6月上旬に収穫した約80トンの青梅を塩漬けし、黄色く熟した実を順次取り出してせいろに載せ、ビニールハウスの中などで2、3日干す。
同町田井のJA三方五湖のハウス内では、職員やアルバイトが炎天下の熱気で汗だくになりながら作業。約900枚のせいろがずらりと並び、徐々に赤みを増した「紅映(べにさし)」の実から甘酸っぱい香りが漂っていた。
同JA梅の里会館の○○○○工場長は「今年は収量は少なかったが、好天に恵まれ作業は順調で、良質の梅干しを自信を持って送り出せる」と話していた。
干し上がった梅は、シソなどで味付けして製品化され、9月ごろから店頭に並ぶ。天日干しは10月ごろまで続けられる。
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