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極端に注意力が低いのは 「注意欠陥障害」の可能性

XXXX.XX.XX 日経ITプロフェッショナル 第XXXX号 X〜X頁 (全XXXX字)

 

 24歳になる私の部下のことですが,何度注意しても同じミスを繰り返し,仕事もやりとげられません。会議中はそわそわし,デスクの上には書類が山のように積まれて全く整理できない状態です。あきれ果てて「もう辞めて欲しい」とさえ思っています。どう対処すればいいのか悩んでいます。

(39歳,男,プロジェクト・マネジャー)

 質問者の部下のように,注意が散漫でよくミスをし,落ち着きのない人はいるものです。こうした人は多くの場合,何か大きなストレスを感じていたり,なんらかの原因で情緒不安定に陥っています。

 しかし,そういった行動が長く続く場合は,「注意欠陥障害(ADD)」や「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」を疑ってみる必要があります。

〜中略〜

図1 注意欠陥障害(ADD)のチェックリスト

(1)仕事で不注意な過ちを犯すことが多い
(2)仕事や遊びで,注意を持続することが困難なことが多い
(3)話しかけても聞いていないように見える
(4)指示に従えず業務をやり遂げられないことが多い
(5)課題や活動を順序立てることが困難である
(6)持続性を要する仕事に従事することを避けたり,いやいや行うことが多い
(7)課題や活動に必要なもの(データや手帳,電話番号など)をなくすことが多い
(8)外からの刺激によって容易に注意をそらされることが多い
(9)その日にすべきことを忘れてしまうことが多い

図2 多動性のチェックリスト

(1)手足をそわそわ動かし,椅子の上でもじもじすることが多い
(2)座っていることを要求される状況で席を離れることが多い
(3)職場をうろうろしたり,他人の物をいじるなど,不適切で落ち着かない行動をとる
(4)静かに作業したり,休息したりすることができない
(5)じっとできずに,何かに動かされるように行動することがある
(6)しゃべり過ぎることが多い

図3 衝動性のチェックリスト

(1)質問が終わる前に出し抜けに答えてしまうことが多い
(2)順番を待つことが困難なことが多い
(3)他人のコミュニケーションの邪魔をすることが多い

回答者:○○ ○○
○○○○所長

19XX年○○大学○○学部卒,XX年○○○(現○○○)○○学科卒。民間相談機関の「心とからだの相談センター」主任カウンセラー,○○研究所,○○病院精神科カウンセラーを経て,現在に至る。著書に「人の話を聞ける人聞けない人」(KKベストセラーズ)など

イラスト ○ ○○

日経BP社

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