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この機会に朝食をご飯にしては?
穀物価格の高騰で、米飯復権?(前編)(後編
2008年9月16日 (text by み)

ガソリン高騰とならんで、いま庶民の財布を圧迫しているのが、穀物価格の高騰による食料品の値上がりでしょう。

身近なところで申し訳ありませんが我が家の家計を振り返ってみると、昨年とくらべ食パン一斤98円だった所、127円に。パスタについては1キロ198円が398円にと倍近くになっているとのこと。

この辺りの価格変動率は場所によってもずいぶんちがうかもしれません。妻の奥様情報網によると、地域底値をみればまだまだがんばっている店もあるようですが、メーカーが不明なものだったりと、主婦の目からすると安全面ではどうだろうというところのようです。

毎日の主食のことなので、家計にとっては多少の値上がりでも深刻です。子供が多い我が家では、とうとう妻が「朝はパンじゃなくてご飯にするか」と言い出し、10年来パンだった朝食が米飯に切り替わりました。

パンほど素早く朝食を済ませられないので子供たちにはいささか不評ですが、世のご家庭ではどうなのだろうという事で、早速G-Search新聞記事横断検索で調べてみました。

「ご飯の友」の売上げが好調

調べてみると、やはり、ふりかけやのりといった、ご飯向けの簡単なおかず?いわゆる「ご飯の友」の売上げが伸びているようです。

各社業績をみてみると、ふりかけやお茶漬けの食品メーカー永谷園ではお茶漬けの素の売り上げが2〜4月に前年同期比30%増と大幅な伸びを記録、丸美屋食品工業でも、主力の「のりたま」や「すきやき」など、ふりかけ商品が1〜4月で10%強増加、スーパーでも、のりのつくだ煮や味付けきのこなど瓶詰め食品の売上げが伸びているという。

一方、4月以降値上がりしたパン製品は、軒並み前年割れ。小麦価格の高騰でパンやパスタが値上がりした半面、米は値下がり傾向にあるという事で、我が家に限らず、価格が安定した米飯を増やした家庭が多くなったようです。

また、中国製ギョーザ中毒事件などで食品の安全性をめぐる不信感が広がったこと、ガソリンの高騰で外食を控え「家めし」の傾向になっているのも米の消費に一役買っているようです。

いま、「釜めし・炊き込みご飯の素」が熱い!

各社それぞれに売上げをのばしている「ごはんの友」、その中でも、特に今注目なのが、釜飯・炊き込みご飯の素です。

「釜めし・炊き込みご飯の素」とはどういうものかと言いますと、具材やダシなどが一緒になっているもので、炊飯器にお米と一緒に入れて炊くだけ、という簡単調理が特長の商品です。

発売して38年目を迎える丸美屋食品工業の「とり釜めしの素」をトップブランドとして、「釜めし・炊き込みご飯の素」は家族が喜ぶメニューが手軽にできる商品として人気を誇っています。
買い置き需要にも応えるドライ商品を中心に、苦戦の続くお米周辺商品の中でも安定した需要を得ている優等生的存在だそうです。

商品のタイプとしては、レトルト、フリーズドライ、スープ別添、瓶詰タイプがあり、市場はドライタイプが中心で、規模はドライ約150億円、他が50億円と推定されています。

通常のシーズンとしては春、秋の需要が多く、年間を通しては「五目」や「とり五目」といった定番が売れ筋。

その「釜めし・炊き込みご飯の素」の売上げが前期比2桁増近くまで伸びているそうです。

好調の要因は米飯回帰のほか、さまざまな商品の価格高騰のあおりを受けて、消費者の節約意識の高まりにもあるようで、200〜300円台で家族全員が満足できる3合の釜めしができあがる、「味付けご飯を作ればおかずが1品減らせる」として支持が集まっているようです。さすが世の主婦層、抜かりが無いですね。


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