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汗と涙、まさに青春ですね
選手も応援も思いはひとつ。目指せ優勝、甲子園!
2008年7月17日 (text by 小)

暑い夏がやってきた。
海水浴、キャンプ、花火、いろいろあるけれど「夏の甲子園」もまた夏の風物詩のひとつだろう。

今回は甲子園についてG-Searchの新聞・雑誌記事横断検索を使って調べてみた。

甲子園に歴史あり!

正式名称を「全国高等学校野球選手権大会」、朝日新聞社と日本高等学校野球連盟が主催し、毎年8月に約2週間の日程で兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で行われている。

はじまりとなった第1回はなんと大正4年の1915年までさかのぼる。しかしそれから今日まで甲子園は二度ほど中止されている。

まずは1918年大正7年に開かれた第4回大会、出場校が大阪に集合しながらも米騒動による世情不安定から中止となっている。

その後はじまった太平洋戦争では野球が敵性スポーツとして禁止さたこともあり、1941年から5年もの間中断されていた。

そして2008年の今年は第90回という記念すべき大会となる。

めざせ甲子園!

今年もすでに全国高校野球選手権大会の地方大会ははじまっている。めざすは甲子園、プレーする球児はもちろんのこと応援する方も一生懸命だ。

千葉、県野球場で行われた成田−東金商戦。東金商応援スタンドでは、七回エールの交換時に名物の「大そろばん」が登場した。横60センチ、縦20センチ、重さは約7キロというこの大物、約10年前まで教師が授業で使っていたが、コンピューター全盛で不要となってしまったため、野球の応援グッズとして“再利用”するようになった。 応援歌「東商音頭」に合わせ、頭の上に掲げて左右に振り回す光景は壮観だった模様。

また埼玉、県営大宮球場で行われた春日部共栄−滑川総合戦。滑川総合応援席からはリズミカルに竹の棒2本を打ち鳴らす音が響いた。

こちらは10年前、全国レベルの腕前を持つ吹奏楽部に地方予選の野球部応援を頼めない状況から考案されたもの。「何か音が出るものを」と当時の父母会会長であった阪神久保田投手の父親が考案した。この夏も400個の手作りカチカチで声援を送った模様。

名物応援、背景はいろいろだがみんなの思いはひとつだろう。

ねらえ優勝旗!

甲子園に出場したからには持ち帰りたい優勝旗、名を遂げて故郷に帰ることを「故郷に錦を飾る」と言うけれど、優勝旗を持ち帰ることはまさに故郷に錦を飾ること。

優勝旗は縦1・06メートル、横1・51メートル、ポールを入れた重さはちょうど10キロにもなる。黒みを帯びた深紅色の織地に金糸の刺繍。「優勝」の2文字の間に描かれたデザインはハトと月桂樹、下には「勝者に栄光あれ」というの意味のラテン語「VICTORIBUS PALMAE」の文字が刺繍されている。京都の西陣織で作られており、最高級の綴(つづ)れ織りという技法を用い、絹100%の正絹を使っている。

今使われている優勝旗は2代目、初代の傷みが激しくなって第40回記念大会(1958年)のときに大会を主催する朝日新聞社が高島屋に発注して新調した。色やデザイン、大きさは初代と同じで専門業者が5カ月かけて織り上げた。特に複雑な部分は1日に数センチしか織ることができなかったという。当時50万円で作られたが、同じものを作るとなると京都の旗メーカーは見積りでは1200万円はかかるらしい。

ただ1954年、中京商(愛知)が持ち帰った深紅の大優勝旗が、学校の校長室で盗難被害にあってしまった。85日後に見つかったものの事件は謎のまま、以来、大優勝旗は銀行に保管するのがならわしになっているようだ。

2003年優勝した常総学院(茨城)も「日本に1本しかない大事なもの。盗難や災害から守れるよう普段は銀行の貸金庫に預けています」とコメント、寂しい事に深紅の大優勝旗、現実は故郷で飾られていないらしい。

幼い頃、自分にとってお兄さんだった甲子園球児が今や自分の半分の年齢の子となっている。

猛暑の中で一生懸命張っているその姿を冷房の効いた部屋で観戦する。汗を流すことはないけれど、選手の悔し涙にもらい泣きの涙を流さずにはいられない。

いくつになっても青春を味わわせくれる甲子園。
今年もどんなドラマが生まれるか?

関連情報サイト
関連記事情報(for G-Searchデータベース)
1997.08.22 日刊スポーツ 7頁 写有 (全4,034字)
2003.08.24 地方版/茨城 29頁 写図有 (全3,718字)
2006.08.22 東京朝刊 5頁 内政面 (全1,165字)
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