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いざという時のために
中国の大地震に学ぶ地震対策
2008年5月22日 (text by な)

中国四川省で発生した大地震から10日が経過した。
いまもなお救助活動が続けられるが、非常に多くの犠牲者を出す大災害となってしまった。

阪神・淡路大震災から13年が経った日本においても、ここ数年で大きな地震が多発している。この機会にもう一度、G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索を使い、地震についての知識を再認識したい。

予想される大混乱

大地震が発生したときのことをイメージしたことはあるだろうか。
自分の住んでいる家と外(勤め先など)ではだいぶ状況が異なる。

新聞の過去記事を調べると、平日正午に震度5強の地震が発生し、交通機関がまひした場合の東京都の被害予想(06年)が掲載されていた。

記事によると、東京駅で約20万人、新宿駅、池袋駅で約17万人など都内の8つのターミナル駅で合計114万人の滞留者が発生するという。
想像を超える人数の人々が町に溢れかえることになる。
混乱や2次災害の発生も懸念される。

いざというときのために

当然ながら、地震は自分たちの都合に合わせて発生はしない。
いつ、どこで発生しても慌てず落ち着いて行動することが大事である。

では、いざというときに落ち着いて行動するにはどうすればいいのか。

新聞記事によれば、地道な訓練の積み重ねが重要になってくるという。
日ごろから自宅までの避難経路を意識してみたり、よく行く場所、自宅、勤務先などの位置関係を意識しておくことで、災害発生時でも冷静に行動するための訓練になる。

また、地元の商店街や町内会で行う避難訓練も積極的に参加をしてほしい。災害に関する意識が向上し、警察や消防以外でも誘導や救護の活動を自発的に考えて行動しようとする雰囲気が生まれてきているからだ。

緊急地震速報に期待すること

昨年の10月から緊急地震速報というサービスを気象庁が開始した。

これは、震源に近い観測地点で地震の初期微動を検知すると、直ちに震源や地震の規模、各地の震度などを推定し、強い揺れが迫ってくることを知らせるというもの。

地震は、P波と呼ばれる小さな揺れ(初期微動)が早く届き、その後にS波と呼ばれる大きな揺れ(主要動)が来る。この2つの波の時間差を利用し、気象庁が速報を出している。

大きな揺れが来る前にこの速報に気付けることで、何かしらの対策が可能となり、被害の軽減につながるとして期待をされているサービスである。

とはいえ、速報にも限界はある。
サービス開始後、2008年5月22日時点で2回速報が出されているが、いずれも揺れを感じる前ではなかった。

しかし、2回目の事例である今月発生した茨城県のケースは技術的な限界ではない。
この速報は最大震度が5弱以上になった際に出されるものであるが、このケースでは当初地震の規模を小さく予測したために速報が遅れてしまった。

今後精密な予測ソフトの開発が進むにつれて、さらに精度が上がると見られる。
頼りすぎは禁物だが、早く減災の手助けとなるサービスになることを期待する。

助かりたいと思う気持ち

今回の中国四川省での大地震では、大勢の犠牲者が出てしまった。

しかし、”命の期限”とされる72時間を過ぎても救出される例もある。
記事によれば、がれきで体が圧迫されず、腹部の周りにある程度の空間があり、外気で呼吸が出来る環境であれば1週間以上経過しても生還できる可能性はありえるという。

助かりたいと思う、そして助けたいと思う気持ちが強ければ強いほど、それが精神的な支えとなり、命をつなぐことに繋がるのかもしれない。

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