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残念なような安心したような
あっさり勝負がついた次世代DVD争い
2008年3月27日 (text by ほ)

HD−DVDを率いる東芝の突然の撤退表明で、あっさり勝負がついた次世代DVDの規格争い。

まぁユーザーからすれば良いことなんだろうけど、HD−DVD軍があまりにも早く撤退したため、野次馬的にはまったくもって、つまらない次世代DVDの覇権争いでしたね。

もっともそれぞれの規格を推進していた企業の顔ぶれを見ただけで、端から勝負が決まっていたような気もしますが・・・

さ、これで何の迷いもなくブルーレイディスクを買うことができる。

しかしだ、勝負に負けたけどHD−DVDは何で負けたんだ?モノが悪かったというなら、それはしょうがない。VHS対ベータのときもそうだけど、ものの良し悪しではないところで勝負がついていないか。だって両者の違いを知っている人、いないじゃん。

そこで両者の規格の違いを調べてみよう。いまさらだけど・・・

G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索で調べると、両者の規格を比べた記事が見つかった。

・特集WORLD:どうなる次世代DVD規格
 2005.07.28 東京夕刊 2頁 総合 写図有 (全2,713字) 
・経済サプリ:教えて次世代DVD
 2005.07.18 東京朝刊 9頁 経済 (全1,308字) 
・次世代DVD:どうなる規格統一 ソニー、東芝の担当役員に聞く
 2005.06.08 東京朝刊 8頁 経済 写図有 (全1,610字) 

これらの記事を読んで分かったことは、容量が大きいブルーレイ、コスト面で有利な「HD−DVD」ということだけです。

具体的には下の違いがあるという事ですが、ユーザーには何とも決め手に欠ける感じですね。

※両者規格の違い

  • 記録容量
    • HD−DVD:30ギガバイト
    • ブルーレイ:50ギガバイト
  • 製造コスト
    • HD−DVD:ディスク製造のコストが安い(記録方式が現在と同じで、今の製造設備を使える)。
    • ブルーレイ:コスト高め(新しい記録方式を使い、新たな製造設備が必要なため)。


容量が画質に影響するのは分かりますが、電気屋さんで見る映像は、どっちもきれいだし、ディスクの値段なんて大量生産が始まれば、ウソみたいに安くなります。そう考えるとあまり違いはなさそうに思えます。

それでも一方は勝ち、一方は負けた。本当の理由は何だ。ここは筆者の主観的に考えて見よう。

ズバリ「イメージ」でしょう。

たとえば「名前」。
ブルーレイの方が明らかにかっこいいじゃないですか。かたやHD−DVD。何のことやらって感じの名前です。言いにくいし・・・。
多分「DVD」という既存の名前を大事にしたんでしょうが、だったら「ハイビジョンDVD」ってカタカナで言っちゃった方が分かりやすかったんじゃないでしょうか。

あとは企業イメージも大事。

それぞれの陣営の人気を調べてみよう。
日経ナビの人気企業ランキングを見るとそれぞれの陣営で結構な差がでました。

  • ブルーレイ陣営
    • ソニー(5位)
    • 松下電器産業(4位)
    • シャープ(6位)
    • パイオニア(−)
    • デルコンピュータ(−)
    • アップル(−)
  • HD−DVD陣営
    • 東芝(28位)
    • NEC(32位)
    • メモリーテック(−)
    • マイクロソフト(90位)
    • インテル(−)
    • ヒューレット・パッカード(−)

こんなに差が出るとは思いませんでした。
もちろん最終的には、小売大手ウオールマートやハリウッドの動向があったのですが、そこに到るまでには、意外とこうしたイメージによって勝敗がついたのかもしれませね。

関連情報サイト
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2005.07.28 東京夕刊 2頁 総合 写図有 (全2,713字)  ※本文50円
2005.07.18 東京朝刊 9頁 経済 (全1,308字)  ※本文50円
2005.06.08 東京朝刊 8頁 経済 写図有 (全1,610字) ※本文50円
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