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おバカの時代到来?!
珍回答に癒される?空前のおバカブームを探る
2008年3月21日 (text by 九)

最近、テレビをつけると「おバカ」タレントがクイズ番組で珍回答を連発して笑いを誘っている。クイズ番組のみならず、バラエティ番組やドラマでも引く手あまたの状態だ。

そんな彼らの珍回答に癒される人がいる反面、本当は台本に書いてあるのでは?と疑問に思う人も多いそうだ。

彼らの人気の秘密は何なのか。さっそく、G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索を使い調べてみた。

愛すべき「おバカ」

番組制作に必要不可欠なのがお笑いタレントからおバカタレントの時代になりつつあるというテレビ業界。確かにおバカタレントのとぼけたトークはお笑いタレントと違い、スベリ知らずだ。

そんな彼らがブレイクするきっかけになった番組がフジテレビの「クイズ!ヘキサゴンII」である。小学生レベルの問題に珍解答を連発する彼らにお茶の間だけでなく、共演者も笑いが止まらない。

今までのテレビ番組では出演者を「バカ」にすると視聴者は不快に感じていたが、この番組では決して不快ではない。

なぜか。番組プロデューサーはこう語る。

彼らを「バカ」とは言わない。「おバカ」と言う。この「おバカ」には「愛すべき」という言葉が隠されていると。

本当は台本があるのでは?という質問には、製作側ではあんな回答は思いつかないし、教えても彼らは覚えられない。真剣勝負ですと言う。

ユニット結成

元祖おバカタレントといえば、アイドルの里田まいだ。彼女がヘキサゴンに出演し、おかしな回答をし始めてから「おバカ」が脚光を浴びるようになった。それに続けと天然系おバカのスザンヌ、ヤンキー系おバカの木下優樹菜がブレイクした。

しかし、誰でもおバカになれるわけではないそうだ。前述のプロデューサーによるとタレント事務所が「うちのタレントはバカですから」と連れてきても「バカは要らない。おバカさんが欲しい」と断るそうだ。おバカへの道は厳しい。

そんな3人が司会島田紳助プロデュースの元、アイドルデビューした。ユニット名は「Pabo」。韓国語でおバカさんという意味だそうだ。

男性のおバカも「羞恥心」という名のユニットでデビューが決まった。メンバーは元ウルトラマンでリーダーのつるの剛士、レッドソックス松坂の先輩としておなじみの上地雄輔、潜水の世界大会に出場したこともあるスポーツマン野久保直樹の3人だ。

彼ら3人は本業の俳優としても絶好調。つるのと野久保はヘキサゴンから生まれた舞台に出演、上地は「貧乏男子 ボンビーメン」で親友の小栗旬と共演している。

性格のよさが魅力

彼らがブレイクした理由は何だろうか。彼らの珍回答にはイヤミがない。いつも真顔で間違った答えを大声で回答し、悔しがる。そんな姿には計算されたところが一切ないのだ。

先日放送された3時間スペシャルでは、奈良県で一人ぼっちにされた上地が目指すゴールが書かれた地図を鹿に食べられてしまい、爆笑を誘っていた。その後、色々な人に助けられ、ゴールへ辿りついた上地の目には涙。
そんな一生懸命な彼の姿に笑いながらもつい目頭が熱くなってしまった。

いつでも飾らず、素のままにがんばるおバカたちは笑いだけでなく、感動まで与えてしまう存在なのだ。まさに「愛すべき」おバカたちである。

対極ガリベンも人気

おバカな珍回答が人気のヘキサゴンの対極にあるのがテレビ朝日の「ガリベン!」。解答者のタレントに事前に参考書を与え、予習させるクイズ番組だ。予習時間が70時間を超えるタレントもおり、早押しクイズなどは必死そのものである。

予習をしてきただけに、笑いを誘う珍回答もなく高レベルのバトルを展開する。クイズへの回答以外にポイントを獲得できるアピールタイムがあり、予習してきた知識の豊富さに感心してしまう。

お笑いタレントの出演などでバラエティー色はあるものの、番組コンセプトはいたって真面目。テーマは「勉強になること」。今までの出題テーマは世界遺産、冠婚葬祭、江戸幕府など、ためになるものが多い。

あまり頭の良いイメージのないアイドルが一生懸命勉強をして回答する姿は受験生や学生たちに希望を与えるかもしれない。

この春からフジテレビは夜7時の番組はほとんどクイズ番組にするという。他の局もクイズ番組が増えるそうだ。

おバカなクイズ番組から真面目なガリベン番組まで様々だ。
最近、家族団らんがないなと嘆くサラリーマンの皆さん、たまには早く帰宅して家族でクイズに挑戦してみてはいかが?

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