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メガネといえば福井県
純国産眼鏡の灯を守れ!鯖江めがねウイーク開催
2007年9月6日 (text by ゆ)

9月に入り、暑さもさすがに峠を越えて、ここ東京でも朝晩はだいぶ涼しくなってきた。

秋の夜長、映画観賞や読書を楽しむ人も多いだろう。でも、薄暗い中だったり寝転がったりといった姿勢では目に負担がかかり、視力低下の原因になるので気をつけたいところ。

とはいえ、携帯電話にパソコンにゲーム……目に負担がかかる世の中だ。
このコラムを読んでいる人もメガネやコンタクトレンズのお世話になっている人は多いのではないだろうか?

そんなことを考えていたら、”福井県で「FUKUIめがねウイーク」というイベントを開催中”というニュースを見かけた。

そういえば、確か日本のメガネのほとんどは福井県で作られているはず。

というわけで、今回は福井県とメガネについて、新聞・雑誌記事横断検索で調べてみた。

FUKUIめがねウイークとは?

その前に、FUKUIめがねウイークについてまとめておこう。

FUKUIめがねウイークは、社団法人福井県眼鏡協会が主催するイベントだ。
メガネブームの昨今、メガネ産地福井の満を持してのピーアールイベントとして、今年初めて開催される。

福井県眼鏡協会の公式サイトによると、期間は9月2日〜17日まで。
イベントのトップを飾ったのは今年で28回目となった「めがねマラソン」。その他、新作フレーム展示会や工場見学会などもあり、メガネ好きには興味津々のイベントだろう。

また、メイン?としてとしてイベントのラストを飾るのは「メガネっ娘&メガネ男子コンテスト」。応募資格は「高校生以上で眼鏡を愛用されている男女」。いわゆるミスコン的なものではなく、いかにメガネを愛しているかを競うコンテンストだ。

残念ながら今年の申し込みの締め切りは既に過ぎてしまったが、我こそは、という方は来年の参加を視野に入れてみてはいかがだろうか。

なお、このFUKUIめがねウイークを主催する社団法人福井県眼鏡協会は、メガネの「国際総合展IOFT」というメガネ業界限定イベントの主催にも名を連ねており、メガネ産業における福井県の影響力を推し量ることができる。

福井県とメガネ

メガネ製造……正確にはメガネ枠製造は、福井県の主要地場産業のひとつである。

そのはじまりは1905年(明治三十八年)。現在の福井市の豪農の子増永五左衛門が、雪の多い冬の農家の内職として、大阪から技術者を招いたことだ。

その後メガネ製造は「めがねのまち」として知られる鯖江市周辺に根付き、全国生産の9割を占めるまでになった(2005年時点での鯖江市のメガネ製造業は約600軒)。

ちなみにメガネ、特にメタルフレームの製造工程は細かく分かれており、今でも機械化できず職人がひとつひとつ手作りしているものが多いのだという。

さて、2005年には生誕100周年を迎えた福井県産メガネ。しかし、実は逆境に陥っている。

福井県のメガネ生産高のピークは2000年。その年の製造品出荷額は1000億円を超えた。ところが、その後は年々出荷額や生産量が落ちているというのだ。

その原因の大きなひとつは、中国に工場を作り大量生産して安価で売るという方式がメガネ業界にもやってきたこと。

そう言われれば、今ではあちこちにある”価格が3種類しかないメガネショップ”、10年前にはほとんど見かけなかったことに思い当たる人は多いのではないだろうか。

これは国内だけではなく、2000年時点で福井県の最大のメガネ輸出先であったアメリカでも、数々のブランドをもつイタリア製品と安さで押す中国製品がシェアを広げているのだという。

なお、鯖江市内でも、生き残りのために中国の工場に生産を移す業者や、安い中間製品を輸入して仕上げだけを行う業者もある。だが、国産にこだわり職人が手作り精密に部品や商品を仕上げていた工場は少しずつ数を減らしていく。

そんな苦境を打破すべく、福井県眼鏡協会や鯖江市商工会議所などでは、様々な取り組みが行われている。前述のFUKUIめがねウイークをはじめ産地統一ブランド「the291」など、まだ始まったばかりという印象だが、頑張って欲しいと思う。

メガネっ娘・メガネ男子

でも、一頃に比べて本当にメガネの地位は向上したような気がする。

「メガネ芸人」とか「メガネアイドル」といった言葉をテレビで見かけるようにもなったし、何より筆者の周りにはオシャレなメガネをかけている人がたくさんいる。

そういえば、FUKUIめがねウイークで個人的に気になったのは「メガネっ娘」「メガネ男子」という言葉。

「メガネ男子」はそういう本が出ていた気がするが、「メガネっ娘」なんてマンガの中でしか言わないような……マンガの中のメガネといえば昔は「真面目」か「冷静・冷血」か「メガネを外すと実は美人」とかじゃなかったけ?

そんなことを思いつつ、新聞・雑誌記事横断検索で最初にヒットする記事を確認してみた。その結果と筆者が記憶していたメガネ関連の出来事とを時系列に並べてみる。

2004年6月 「メガネ男子」検索結果初ヒット(冬ソナのヨン様に関する記事)
2004年7月 某女性タレントのブレイクのきっかけを作ったとも言える、メガネ写真のブログ公開
2005年2月 「メガネっ娘」検索結果初ヒット(トミーフェブラリーに関する記事だが文中には”去年あたりから”)
2005年9月 ムック本「メガネ男子」発売

これを見ると、2004年に始まり、2005年にはオシャレの小道具としてのメガネというイメージが認知された、と考えてもいいのではないだろうか。

ということで、福井県がメガネ産業100周年を祝った2005年が”おしゃれメガネ元年”ということでどうでしょう。え? 強引過ぎる?

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