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インターネット時代の都市伝説
ちょっと怖い!?日本の都市伝説を探る
2007年8月30日 (text by 幽)

お盆が過ぎてもまだまだ暑い日が続く。

子供の頃、夏休みには怪談話に花を咲かせていた方も多いと思う。

今回は、夏の暑さを吹き飛ばすため、ちょっと怖い日本の都市伝説についてG-Searchの新聞・雑誌記事横断検索で調べてみました。

 

都市伝説とは

都市伝説とは、口コミで語られる、虚構でありながらも事実として流れるいかにもありそうな話のことで、その対象は、生物・自然現象、犯罪・事件、メディア、怪談、など多くのジャンルにまで及ぶ。

かつて社会的現象とまでなった「口裂け女」や、「学校の怪談」として有名な「トイレの花子さん」なども、都市伝説の一つである。
伝播の手段は主に口コミで、一般の人々の口から語られるのが特徴だ。テレビ、ラジオ、雑誌などのメディアなどで取り上げられ、全国に広まる。最近ではインターネットも手段の一つになっているという。

都市伝説の"ヒロイン"「口裂け女」

日本国内の都市伝説として特に有名なのが「口裂け女」であろう。
「口裂け女」は、1970年代の中部地方が発祥の地とされている。
発生と同時にこの情報は瞬く間に全国に広まり、全国の子供たちに大きな恐怖を与えたという。

下校途中の子供の前に大きなマスクをつけた赤い服の女性が近づき、「あたし美人?」と聞いてくる。「うん。きれい」と答えると、「これでも?」とマスクを外し、耳まで裂けた口を見せ、襲いかかってくる。逃げると猛スピードで追いかけてくる。
「いいえ。ブスです」と答えても結局は襲われてしまう。救いようのない話だ。

この話はバリエーションが豊からしく、女は赤い服ではなく白い服を着ていたり、「普通です」「まあまあです」と答えれば許してくれたりと、地域によって様々らしい。

この話が全国的に広まった背景には、当時の世相も関係している。
「口裂け女」の話が全国にひろまった1970年代は、子供の塾通いが増え始めた時期と一致し、暗い道を通る子供たちの恐怖心が話の拡大に拍車をかけたらしい。

トイレの花子さん

1980年代に全国の子供たちの間で噂になり、映画やアニメなどで作品化された有名なものとして、「トイレの花子さん」がある。

小学校の女子トイレにある3番目のドアに呼びかけると、誰もいないはずのトイレから返事があるといった話だ。赤いスカートのおかっぱ姿の少女が典型的な姿と言われているが、姿を見たものは誰もいない。

この話も「口裂け女」同様に、学校によって(?)、細部は異なっているらしい。
名前が「花子さん」ではなく、「やみこさん」だったり、声をかけるのではなく、決まった回数のノックをしなくてはならなかったり。しかもノックの回数もまちまちといった具合だ。

この話が子供たちの間に広まった背景には、学校のトイレの存在があった。学校のトイレは「臭い、暗い、怖い、汚い、壊れている」の5Kと言われ、使うことを忌避する子供が多かった。自然、トイレが怖い存在となり、好奇心旺盛な子供たちの手によって、トイレの怪談話がつくられたと言われている。

変わる都市伝説

いつの時代にも多くの子供たちの心を掴み、時には恐怖を与えてきた魅力的(?)な都市伝説だが、最近は大きく変容してきた。

携帯電話やインターネットの普及によって、都市伝説も氾濫する情報の一つになってしまった。また情報伝達のスピードが早くなった結果、物語を膨らませるような想像力をかき立てる話が少なくなってきたという。これもまた時代の流れか。

最近、学校のトイレも、変わってきた。
洋式、洗浄装置、暖房便座、センサー式の自動水栓、これではさすがの花子さんもでてこれないだろう

そういえばシンガポールでは、「トイレのジャックさん」が有名らしい。
もっともこちらの方は、環境に優しいトイレのことらしいが。

関連情報サイト
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2001.08.31 東京夕刊 6頁 文化 写図有 (全1,841字)
1999.09.02 日刊スポーツ 24頁 表有 (全1,714字) 
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