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大人気スイーツが登場
お菓子を食べて健康に?野菜スイーツって何だ?
2007年6月7日 (text by や)

ベジスイーツ

健康や体重は気になる。でも甘い物は食べたい。そうした女性の願望をかなえる「野菜スイーツ」なるものがブームとなりつつある。

野菜スイーツとはその名の通り、野菜を素材としたお菓子のことだ。ニンジンやカボチャなどスイーツにありそうな野菜だけでなく、ゴボウや枝豆にトマトなど、幅広い野菜を生かしているのが特長だ。野菜スイーツのブームがどのように広がりつつあるのか、G-Searchが提供する「新聞・雑誌記事横断検索」で調べてみた。

有機野菜スイーツの専門店がオープン

その人気の火付け役となったのが、2006年4月に中目黒にオープンしたオーガニック野菜ケーキ専門店「パティスリー ポタジエ」だ。

店頭に並ぶケーキ達を見ると、

・アボガド
・お芋
・ニンジン
・とうもろこし
・かぼちゃ

など、ここまでは今までのケーキにもありそうなメニューだが、

・ジャガイモ
・ルッコラ
・トマト
・たまねぎ
・大根
・長ネギ
・白菜
・里芋
・枝豆

これは八百屋さんの定番商品。まさに野菜ケーキと言えよう。

オーナーはパティシエでもある柿沢安耶さん。レシピを考えるのも柿沢さん本人だ。

4年前、宇都宮市に栃木県内の農家から仕入れる有機野菜を使ったカフェレストラン「オーガニックベジカフェ・イヌイ」を開店。野菜のデザートが評判となり、専門店の出店に踏み切った。

「美味しさと、食の安全や健康も追求した四季折々の野菜スイーツを提供したい」との思いから、この店を開店とたという。

野菜スイーツだけに野菜にもこだわりがある。

利用する野菜は生産者から直接仕入れた有機野菜。農薬、科学肥料を一切使わず作られた野菜には「お客さんには畑を紹介して、生産の現場を見てもらっています」というほど自信を持っている。

そのほかの原料もできる限り、国産小麦、砂糖大根から作るテンサイ糖、抗生物質を使用しない自然卵などを使い、食の安全・安心の観点から食材を厳選。自慢の野菜を生かすため、野菜を加工しすぎないのがモットーという。

北海道産野菜に注目が!

この野菜スイーツブームで活気付くのが北海道だ。

北海道産野菜では、スイーツの素材となるものはこれまで道外産のサツマイモなどに限られていたが、道内のパティシエが「そのおいしさをスイーツに生かしたい」と道産野菜に注目。

全国でもトップクラスの品質を誇るマメやジャガイモ、トマトなど、北海道産野菜を使った野菜スイーツが相次いで誕生し、全国で人気を集めているのだ。

千歳市の菓子メーカーもりもとの「太陽いっぱいの真っ赤なゼリー」は、道産野菜スイーツの代表格。地元農園のトマトを使ったゼリーなのだが、テレビ番組や雑誌で次々と紹介されて以来、注文が殺到し、五月いっぱい通信販売を休止せざるを得なくなったという。

「新鮮で質がいい」という道産野菜のイメージの良さに加え、気に入った食品は遠くからでも取り寄せたいという「お取り寄せ」ブームや、健康志向も追い風になっている。

この他にも北海道野菜を使ったスイーツの人気商品は数多い。

札幌市の「わらく堂」では、道産カボチャを使ったケーキ「スイートオーケストラ」を販売。洋菓子店「キャセロール」ではジャガイモやアスパラを使ったケーキやブランマンジェなど六種類のスイーツを販売。通信販売の注文が半年足らずで注文が5倍に増えたという。

道内の各社では野菜を使った新たな商品の開発も進めており、「太陽いっぱいの真っ赤なゼリー」のもりもとでは、枝豆などを使った新製品を発売する予定だ。

道食品政策課は「北海道の野菜の品質の高さを生かす動きは拡大しており、今後は菓子類だけでなく、さまざまな分野に拡大するのでは」とみている。

これからも健康志向に敏感な女性たちの関心を集める意外な野菜食品が登場するかもしれない。楽しみである。

関連情報サイト
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2005.06.27 東京朝刊 15頁 家庭 写図有 (全1,286字)
2006.10.02 日食外食レストラン新聞 (全3,912字) 
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