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今年も発表!
2006年の流行語大賞をG-Searchで予測する
2006年11月17日 (text by す)

いやいや早いですね、外ではクリスマスの飾り付けがちらほら。G-Search のスタッフにはもう年末進行のスケジューリングに入った者もいます。

毎年のように「今年は早かった」と思い返すのですが、今年は特別早かった(来年も同じことを書くんでしょうか)。とはいえ、まだ40日強あります。まだまだがんばります。

さて、今年も流行語大賞こと、2006年ユーキャン新語流行語大賞のシーズンがやってきました。2年前に若手スタッフが流行語大賞についてまとめているのですが、今年は「候補語」として選出されている60語について、 G-Search のデータベースで分析、流行語大賞を予想してみましょう。

データベースを使って流行語大賞を予想する

使用するデータベースはお馴染みの「新聞・雑誌記事横断検索」。全国紙、地方紙、通信社、専門紙、雑誌などのメディアが62紙誌(2006年11月現在)が収録されています。「新語流行語の候補」がどのくらい新聞・雑誌メディアに登場したのか調べてみましょう。

検索条件は、「各候補用語 AND 2006年1月〜」を基本とし、用語によっては検索式を調整した上でヒット件数を調査してみました。

順位 候補語G-Search
ヒット数
コメント
1団塊15,649件用語自体のヒットは多いが、一般化してしまっている。技術の継承問題、新市場としての価値など重要なキーワードだが受賞は難しい?
2飲酒運転11,762件社会問題になっている飲酒運転。罰則も強化されたが悲惨な事故は耐えない。一方、飲食店が飲酒運転撲滅キャンペーンや駐車場手配サービスを行うなど新しい動きも。
3WBC8,490件日本代表チーム優勝に日本が湧いた。ヒット件数も多い。
4格差社会3,855件これは今年の社会分野での受賞が見込まれる。ちなみに2005年の1年間では471件。景気の回復が2極化している状況が読み取れる。
5勝ち組・負け組
・待ち組
3,647件各語を OR で結んで件数を算出している。ちなみに、勝ち組 3,138件、負け組 2,187件、待ち組 38件となっている。
6品格2,843件もととなった「国家の品格」では1,433件ヒット。
7未履修2,587件検索結果を「古い記事から表示」と指定すると、いわゆる未履修問題が10月24日の報道から始まっていることがわかる。実質1ヶ月でのヒット件数としては多い。
8美しい国2,189件安倍内閣のキーワードですが、いまひとつ概念が分かりません。新聞雑誌を検索する限り、いろんな国が「美しい国」として表現されています。
9東京タワー2,075件主にリリーフランキーの小説を指す言葉ですが、いかんせん、本物の東京タワーがたくさんヒットします。
10グレーゾーン金利1,651件「グレーゾーン AND 金利」で検索。法改正にも発展、話題になりました。
順位候補語G-Search
ヒット数
順位候補語G-Search
ヒット数
11駐車監視員1,496件21冥王星705件
12ダ・ヴィンチ・コード1,275件22頭突き700件
13イナバウアー1,263件23アンチエイジング588件
14メタボリックシンドローム1,243件24ミクシィ548件
15捏造1,099件25GyaO507件
16学力低下1,031件26偽装請負494件
17バイオエタノール899件27サムライブルー493件
18再チャレンジ874件28番号ポータビリティー479件
19中食812件29下流社会472件
20ハンカチ王子787件30亀田3兄弟454件

新語・流行語大賞は上位10位が審査員の審査により選出されます。年間大賞は最も話題となった用語が数点選出され、それ以外は固めなワードから柔らかめのワードまで各分野を網羅して選出される傾向に。 G-Search のヒット件数をもとに受賞語を予想します。

大賞は「勝ち組・負け組・待ち組」と「イナバウアー」と予測

ヒット件数で4位「格差社会」と5位の「勝ち組・負け組・待ち組」はほぼ同義の言葉。候補としてあがっている「下流社会」は472件、「下層社会」は25件、これらも社会現象としては関連しています。「格差社会」ではネガティブなイメージが強いので、「勝ち組・負け組・待ち組」が大賞受賞というラインはどうでしょう。

インターネット関連では、「ミクシィ(548件)」「Gyao(507件)」「ユーチューブ(234件)」「ググる(2件)」という結果に。ヒット件数からはミクシィが受賞すると見ることができます。「ググる」はほとんどヒットしていない状況ですが、インターネットで利用されているサービスとして Google はダントツ。口語的な表現であり、新聞・雑誌には掲載しにくいキーワードなのでしょうか。

ヒット件数の上位を分析すると、「団塊」が「飲酒運転」があげられます。前者はコメントにある通り、いまさら感が強く選定は微妙。「飲酒運転」は発表シーズンからテーマとなりやすく、トップテン入りするかもしれません。

反対にヒット件数が少ないものを見てみると流行語の類いが全滅の状況。新聞・雑誌メディアはこれら流行語に弱く、主に流行語大賞を受賞したと「認定」を受けてから記事になるケースが多い。候補となっている「ツンデレラ」「メガドル」は全くヒットしない。データベース会社のスタッフの感覚的としては、「デンデンデデンデン」が11件もヒットするのは驚きですらあります。オリラジ(52件)、オリエンタルラジオ(238件)と認知は進んでいるものの、昨年の「残念!」ほどの勢いがあるかどうかがポイントでしょう。

候補語にはスポーツ関係が数点あげられていますが、スポーツ部門はやはり「イアバウアー」と「新庄劇場(172件)」「SHINJO(322件)」の勝負ではないでしょうか。WBCがスポーツ報道として件数を稼いでいるのに対し、イナバウアーと新庄は社会現象化になりました。 G-Search ヒット件数から、イナバウアーが大賞を受賞、新庄がスポーツ部門でトップテン入りすると予想しておきます。

ちなみに、このイナバウアーは、フィギュアスケート金メダリスト荒川静香選手の得意技ですが、「イナバウアー」では1,241件、「イナバウワー」だと22件ヒットします。「頭突き」はサッカーW杯決勝でのジダン選手の「暴挙」ですが、頭突きは1,074件、「ジダン AND 頭突き」だと700件。データベース会社のスタッフとしてはこのような瑣末なことに興奮してしまうあたりが性ですね。

大賞・トップテンは12月1日に選出

2006年ユーキャン新語流行語大賞の大賞・トップテンは12月1日に発表されます。あらためて「オリンピック」なんて大昔のことのように思える自分の記憶力が不安です。今年は G-Search で新聞・雑誌を検索して予想してみました。みなさんも大賞を予想してみて下さいまし。

関連情報サイト
関連記事情報(for G-Searchデータベース)
2006.04.23 東京朝刊 33頁 総合面 (全606字)
2005.11.25 東京夕刊 2頁 総合 写図有 (全2,723字)
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