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祝WBC優勝!
野球人気は復活するのか!? 〜すべては歓声のために〜
2006年4月6日 (text by な)

WBC

日本の世界一に沸いたワールドベースボールクラシック(通称WBC)。
普段は野球を見ない人も、準決勝の韓国戦、決勝のキューバ戦をテレビやラジオで観戦した人も多いのではないだろうか。

野球人気の低下と言われている近年、異常とも呼べるほどの盛り上がりを見せたWBCの魅力とは何なのだろうか。そして、この勢いは先月末に開幕したプロ野球への追い風となりえるのか。
新聞・雑誌記事横断検索を使い追求してみる。

驚異的な視聴率

WBCの決勝、準決勝の視聴率はどのくらいだったのか。
G-Searchが提供する新聞・雑誌記事横断検索を使い「WBC and 決勝 and 視聴率」のキーワードで検索をする。

ここで1つ注目していただきたいのが、「決勝」というキーワード。
新聞・雑誌記事横断検索に含まれるデータベースは文字列での検索を行うため、”決勝”も”準決勝”も「決勝」というキーワードでヒットさせることが出来る。

なお、ここでは関東地区の視聴率を紹介することにする。関西地区については、記事の本文を参照してほしい。

検索結果によると、準決勝韓国戦の平均視聴率は36.2%、瞬間最高視聴率が50.3%だと調べることが出来た。休日のスポーツ番組としては異例の高数字である。

記事によると、元々注目を集めていた3度目の韓国戦ではあったものの、プラスアルファの要因として、当日の悪天候も味方した結果の数字のようだ。

国民的番組の紅白をも抜く快挙

また、準決勝の話題性も追い風となり、決勝キューバ戦ではさらに高視聴率をマークする。

平均で43.4%、日本の優勝が決まった瞬間に記録した瞬間最高視聴率は56.0%にも及ぶ。

これは、今年放送された全番組の中で最高の数字で、昨年の紅白歌合戦の第二部平均42.9%、トリノ五輪の代表を決定したフィギュアスケート全日本選手権の31.8%をも超えた。

野球中継だけに限っても、勝った方が優勝となる大一番だった94年10月8日の「中日VS巨人」の48.8%、78年10月22日の大杉の本塁打の判定で上田監督が猛抗議した日本シリーズ第7戦「ヤクルトVS阪急」の45.6%に次ぐ史上3位となる快挙である。

誤審問題が火付け役!?

ここまで注目を集めた要因はなんだったのか。
1つには2次予選3月12日のアメリカ戦の誤審騒動があるのではないだろうか。

今年初開催となるWBCも、予選当初はそこまで大きな注目を集めていなかった。
それが、アメリカ戦での誤審騒動で一転する。

これは、日本代表西岡選手のタッチアップをめぐり、セーフの判定がアウトに覆ってしまったというもの。

元々日本は、韓国や米国に比べると国民一丸となって応援するといった点には弱いイメージがある。
しかし、日本の代表が、明らかに間違った判定で煮え湯を飲まされる結果がマスコミ各社で報道されることで、タッチアップのルールを知らない人に対しても不満を感じさせ、それが1つの国民感情として注目を集めたのではないだろうか。

一発勝負の真剣試合

また、WBCの面白さには一発勝負という要素も考えられる。

WBCの予選は総当り戦だが、準決勝、決勝は負けたらそこで終わりというトーナメント制。一試合一試合を真剣に戦うゲームはやはり面白い。

プロ野球は一年を通して勝率を競うので、シーズン中にもちろん負け試合も多くある。 少ないチームでも40回以上は負けゲームがあるのだ。

もちろん、ペナントレース中も選手は真剣に試合を行っているし、面白いゲームも多いのだが、あまり野球に興味の無い人にとっては、トーナメント制のほうが魅力的に感じるのかもしれない。

これは、いまだ衰えを知らない高校野球に対しても同様のことが言える。

すべては歓声のために

「すべては歓声のために」
これは今年のプロ野球のキャッチフレーズである。

プロ野球にとってシーズン前の3月に野球が注目を集められたのはこれ以上ないほどの幸運のはず。
現に3月25日に開幕したパ・リーグ3試合の合計観客動員数は106,692人となり、昨年より25,000人も多くの人がスタンドに観戦に訪れている。

WBC人気にあやかって好調なスタートを切れたプロ野球。
これからも我々お客さんが歓声を上げられる魅力的なゲームを期待したい。

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