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エコバックブームも!
買い物袋を持ち歩こう!レジ袋も買う時代に
2005年9月2日 (text by く)

マイバッグがブーム

スーパーやコンビニで買い物をしたときに当たり前のように貰っているレジ袋。このレジ袋に有料化の話が持ち上がっている。
容器包装リサイクル法の見直しの一環として、経済産業省と環境省がレジ袋有料化を検討しているのである。増え続けるプラスチックごみを削減するためだ。

このレジ袋有料化の動きについて新聞・雑誌記事横断検索で調べてみた。

容器包装リサイクル法は、ペットボトルや瓶・レジ袋・食品トレーなどのプラスチック製容器など、家庭ごみの容積で6割、重さで3割を占める容器包装ごみを対象に、住民は分別排出、市区町村などの自治体では分別収集と選別・管理を行い、製造業者は引き取って再資源化する、ということを三者三様に義務付ける、というものである。
1995年に制定され、1997年にペットボトルとガラス容器を対象に一部施行、2000年に完全施行した。

そして、今年6月に環境省が容器包装リサイクル法を見直すべく中間報告案をまとめている。その主なポイントは、市町村の負担する収集・保管費用の一部を製造販売業者に転嫁する、レジ袋の店頭無料配布を禁止、業種ごとに減量目標を定めて政府が直接指導できる制度を導入する、の3点。これを元に政府は2006年の通常国会での法改正に向け、検討を進めている。レジ袋の有料化は見直しの重要課題の一つとなっているのである。

さて、原油を原料としたポリエチレン製のレジ袋は1970年代に登場した。軽くて丈夫なことから買い物かごなどを一気に代替し、今では国内で年間300億枚以上を使用、国民一人当たりすると年間300枚近くを使用している計算になる。

レジ袋1枚の製造には約20ミリリットルの原油を使い、国内で使用している年間300億枚のレジ袋を製造するには約60万キロリットルもの原油を要する。これだけ多くの原油がレジ袋のために消費されているのである。また、その殆どがごみとして出されているレジ袋を焼却することによって、プラスチックが排出する二酸化炭素による地球温暖化など、環境に与える影響も少なくない。

そのような中で、一部のスーパーや自治体では自主的にレジ袋削減のための取り組みを行っている。

その一つがポイントやスタンプ制などの導入である。レジ袋を断るごとにポイントを加算し、割引を行ったり商品と交換する、というもの。東京都杉並区では商店街を中心にスタンプ制によるレジ袋削減運動を行っており、2004年度の調査では31.8%が買い物袋を持参(レジ袋との併用を含む)という上々の成果が出ている。

また、既にレジ袋の有料化を実施しているところもある。生活協同組合(生協)の一部では1970年代半ばからレジ袋有料化の動きが出始め、現在は全国の半数以上の生協で、一袋5〜10円で販売している。レジで直接袋の代金を徴収する方式で有料化した生協店舗のレジ袋の削減率は約9割にも上っているという。

海外では、韓国で1999年に、台湾で2001年にレジ袋有料化を既に法制化している。法制化こそされていないものの、リサイクル先進国のドイツやオランダでは、15年も前から主なスーパーでレジ袋が有料化され、現在では100%近い買い物袋の持参率を達成しているという。買い物袋を持ち歩くのはもはや当たり前のことだそうだ。

レジ袋を有料化することで確実にその利用は減少するだろう。買い物袋を持ち歩くことが習慣になれば特に不便に感じることもないはずである。なによりレジ袋の有料化によって、一人一人の環境保護に対する意識が高まることを期待したい。

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