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2005年度版打ち水大作戦!
夏の暑さに水をさせ!打ち水大作戦実行中!
2005年8月19日 (text by や)

今年もヒートアイランド現象により、東京をはじめとした大都市圏ではうだるような暑さが続いている。

ヒートアイランド現象は、地面がコンクリートやアスファルトで覆われて、熱が放出されにくくなるのが大きな原因とみられている。道路の表面は真夏の晴天時には、70〜80℃までに達するというから、暑いとうよりは熱い。火傷すらしかねない。

年を追うごとに暑さが増すのでは?とさえ感じる東京の夏だが、ヒートアイランド現象により20世紀中に気温は2〜3度も上昇したというから、それも気のせいではないかもしれない。

そうした中、打ち水をする事で気温を下げようという運動がある。
その名も「打ち水大作戦」だ。

打ち水大作戦とは?

打ち水大作戦は2003年に環境関連のNPO団体や国土交通省が始めた運動だ。当初は「大江戸打ち水大作戦」と名づけられ、都内で一斉に打ち水を行う作戦を実施。「気温を2℃下げよう」という呼びかけにより実施されたそのイベントには、約34万人が参加したという。
2004年には規模を拡大。期間を8日間に増やし8月18日〜25日までを打ち水週間とした他、都内に限らず全国10箇所以上の会場でイベントが開かれた。当初参加者100万を目標とした04年の打ち水大作戦は、なんと参加者300万人という驚くべき広がりをみせた。

ところで、大規模に実施された打ち水だが、その効果は発揮されたのだろうか?

新聞・雑誌記事検索」で打ち水大作戦について調べると、効果について書かれた記事が見つかった。

それによると、

  • 04年の打ち水を検証した独立行政法人「土木研究所」などによると、墨田区で地表温度が約10℃、気温は0・5℃下がったという。
  • 一方福岡では、地表からの高さ50センチの地点で気温が1・8℃低下、地表面温度は15℃下がるなど効果は上々だった。
  • 全国有数の猛暑地域である館林市環境課によると、打ち水の結果、正午に29・1℃あったの気温が、打ち水の後では1〜3℃も下がった。
  • 大阪・御堂筋では大阪市職員やボランティアら約2000人で一斉に打ち水を実施。終了後、場所によっては温度が1・6℃も下がったという。
  • 大阪府新居浜市の新居浜高専は、校内に約4トンの水をまき自作の「音波式ガス温度分布計測システム」で測定したところ、打ち水直後に気温が2℃低下した。

このように、打ち水による効果はいくつもの地域で報告されている。

また、土木研究所によると、「打ち水をすると周囲と気圧差ができ、風が吹きやすくなる。照り返しも和らぎ、気温の低下分よりもっと涼しさを感じられる」と副次的な効用もあるらしい。

2005年も作戦実行中

このように拡大を見せる打ち水大作戦。今年は、日本全国で毎日といってよいほどイベントが開催されている。また、フランスのパリでも打ち水イベントが開催されるなど、打ち水を日本文化として海外に紹介する動きもある。

8月10日(水)には、正午になったら場所を問わず打ち水をしようという「全国いっせい打ち水」が行われた。ここで目標とする参加者数はなんと1000万人というから驚く。

これら多彩なイベントの中、特に目を引くのが秋葉原で行われた打ち水イベントだ。

これは「アキバ版打ち水」ともいえるイベントで、2004年に「うち水っ娘大集合!」としてスタート、今年も実施された。
これは、「秋葉原を涼しくするために、みんなでうち水っ娘に変身して、アキバで楽しく打ち水をする」というコンセプトの元、アキバ名物とも言えるメイド喫茶のメイドさんや一般のコスプレイヤーが多数参加するもので、今年の開催にあたっては大変な混雑が予想され、参加者の徹夜並びを禁止する告知が出るほどであった。

さらに「うち水っ娘大集合!」では、「2℃ちゃん」と呼ばれる、萌え系アニメキャラクターの三姉妹がマスコットとして登場。

昨年お披露目された2℃ちゃんは、今年から打ち水大作戦の公式キャラクターに抜擢され、2分30秒あまりの打ち水プロモーション用アニメが制作された他、アイドルグループ三人組が三姉妹の声優をつとめ、主題歌を歌うタイアップまで成立した。

さて、こうした打ち水イベント。気になる方はまだまだ参加のチャンスがある。

各地で企画されるイベントは、打ち水大作戦のオフィシャルサイトで確認ができ、それを見るとほぼ毎日、打ち水イベントが開かれている事がわかる。
また、近所で開催されないという方も、8月31日(水)に予定される「全国いっせい打ち水2」であれば参加可能。

これは8月10日に開催されたイベントの第2回目にあたり、31日の正午に全国各地、場所を問わず打ち水をする企画だ。

「ひとりでも大勢でも、そのとき、あなたがいる場所が作戦会場!」といううたい文句の通り、誰でもどこでも参加ができる。日本古来の涼み方を試してみる、といった軽い気持ちでも良いと思う。この夏の締めくくりに、打ち水をするのはどうだろうか?

関連情報サイト
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