先日スカパーで「茄子 アンダルシアの夏(2003:日本)」という不思議なタイトルの映画を見ました。タイトルだけではおよそ内容が分からないと思いますが自転車の映画です。
えっ?違います。ママチャリの映画じゃありません(あったら見てみたいですが...)、世界三大自転車レースの一つ「プエルタ・ア・エスパーニャ」を題材にした映画です。
世界三大自転車レースとは、
・ブエルタ・ア・エスパーニャ
・ジロ・デ・イタリア
そして聞いたことがあると思います。
・ツール・ド・フランス
なぜこの映画がこの時期に放送されたかというと、今まさに「ツール・ド・フランス」の真っ最中であり、それを放送するスカパーのプロモーションにまんまと引っかかったという訳です。
プロモーションを兼ねた番組なので、映画が始まる前にたっぷりと「ツール・ド・フランス」の説明をされたのですが、このレースに関する知識がまったくなかったことが良くわかりました(今、レースの最中であることさえ知りませんでした)。
ツール・ド・フランスとは?
さて、にわか仕込みの知識と「新聞・雑誌記事横断検索」から得た情報を披露しましょう。
ツール・ド・フランスの第1回が行われたのは1903年。100年以上の伝統ある大会であることがわかります。その頃明治36年の日本では日比谷公園がオープンしたそうです。
今年の大会は7月2日にスタートして7月24日にゴールします。走行距離はなんと約3000km。さらに恐ろしいことに高低差は約2000mもあります。ピレネー山脈やアルプス山脈を越えて走る、聞いただけで吐きそうになる代物です。単に平地を速く走ればいいのではありません。
レースは9人編成の21チームで行われ、ゴールに向かって進む間に、個人やチームでのタイムトライアルなどを行いつつ、1日(=1ステージ)ごとのタイムを競うのです。
そして、前日のステージ終了時で合計タイムが最も少なかった人は「マイヨ・ジョーヌ」という黄色いジャージを着て走ることができるのです。このマイヨ・ジョーヌを着て走る事が大変な名誉なのです。こういうところにこの自転車レースの伝統と文化の香りが漂ってきます。
さて日本では?
日本にも「Tour of Japan」という大会がちゃんとあります。今年は5月15日〜22日に開催されました。コースは大阪から東京まで、途中、信州や富士山なども走るので高低差もかなりありそうです。
「何でテレビ放送しないんだ?」と思っていたら、ちゃんと放送していました(国内大会なのに、まるで時差でもあるかのような時間帯ではありますが...)。
では、日本で自転車競技は文化として根付いていないのでしょうか?
いや、そんなことはありません。
日本には頭に「ツール・ド・」がついた、しかも誰でも出られる大会が山ほどあります。簡単に調べてただけでも、
などなど、沢山の大会が見つかります。
実は、筆者もその昔、「ツール・ド・のと400」という大会に出場したことがあります。
秋の能登半島を3日で1周する(全行程約400km)という大会です。3日で400kmということは、1日100km以上走るのです。朝早く走り出しても、その日のゴールに着くころには辺りは暗くなっています。会社で仕事をしている間中走っているようなもんです(遅いからだ!)。キツイことはキツイのですが、毎日違うところを走り、美しい景色を眺めつつゴールを目指すというのは、毎日同じところをグルグル回っているような日常と大きく違いとても刺激的です。ゴールしたときの満足度もかなりのものでした。
この大会では行く先々にちゃんと休憩所があり、飲み物や食べ物を用意してくれています(参加費に含まれている)。その日のゴール地点には宿もあります(これも参加費に含まれる)。最終ゴール地点では温泉に入って、その後パーティーまで用意されています(もちろん参加費に含まれる)。
ダラダラ書いてしまいましたが、何が言いたいかというと「今まさにエコロジーの時代。みんな自転車に乗りなさい。結構楽しいぞ。」ということです。