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日本は喫煙大国だそうです
たばこのパッケージの警告表示
2005年7月8日 (text by く)
だったら売るなよ

たばこを吸う人なら既にお気付きのことと思うが、たばこのパッケージの警告表示が大きく変わった。これまではパッケージの側面に「健康を損なうおそれがあります」と記載されていたが、最近ではパッケージ表裏に「喫煙はあなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます」など、具体的な病名を記載して危険性を強めた表現になっている。

この警告表示は、本年2月27日に発効された世界保健機関(WHO)の主導で策定された国際条約「たばこ規制枠組み条約」で規定されているものの一つである。

「たばこ規制枠組み条約」は日本を含め約60カ国が批准。たばこ消費を削減・健康被害防止のために、受動喫煙からの保護/たばこ広告の禁止・規制/未成年者からの隔離などを規定している。パッケージの警告表示については「消費者に誤解を与えるおそれのある形容的表示等を用いることによってたばこ製品の販売を促進しないことを確保し、主要な表示面の30%以上を健康警告表示に充てる」とされている。

今回、日本でパッケージに記載される警告文は以下の8種類。

「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります。」

「喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。疫学的な推計によると、喫煙者は心筋梗塞により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍高くなります。」

「喫煙は、あなたにとって脳卒中の危険性を高めます。疫学的な推計によると、喫煙者は脳卒中により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍高くなります。」

「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」

「妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります。疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は、吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。」

「たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。喫煙の際には、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。

「人により程度は異なりますが、ニコチンにより喫煙への依存が生じます。」

「未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。」

どれもかなり考えさせられる内容であるが、このような警告文は禁煙先進国の米国では1985年から、欧州連合では2002年から既に実施されている。また、警告文の内容がもっとストレートに「喫煙は死に至る」というものであったり、肺ガン患者の真っ黒な肺の写真をパッケージに掲載していたりする国もある。

日本はここ数年喫煙率が減少しているものの、先進国の中では喫煙率が最も高く「喫煙大国」と言われている。確かに上記のような他の国での取り組みと比較すると、日本の規制は遅く、甘い。今回の「たばこ規制枠組み条約」を発端に、更なる禁煙対策を講じる必要がある。

などと書いては見ましたが、実は筆者は喫煙者。やはりたばこは止めるべきか...。

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