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日本ジャズ発祥の地とも言われています
街全体をライブハウスニ「横浜ジャズプロ」今秋も開催
2005年6月17日 (text by さ)

ある日、ふらりと出かけたいつもの街の道端に、キレのいいテナーサックスの即興が流れている。

ドックヤードガーデンには大音響のバンド演奏が溢れ、黒山の人だかりが出来ている。

毎年秋に横浜で開催される「横濱ジャズプロムナード」の今年の開催日が決まった。
横浜市西区で開かれるこのイベントは、「街をジャズで包む」というコンセプトで1993年に始まり、近年ではベテランから若手まで約1000人の演奏家が参加し腕前を披露する大イベントとなった。

今回はこれについて「新聞・雑誌記事横断検索」を使って調べてみた。

「マチ」が「ハコ」になる日

開催期間は週末の二日間で、ランドマークプラザ、赤レンガ倉庫、氷川丸といった観光スポットや関内駅周辺のジャズクラブのみならず、横浜市庁舎ホールなど約四十の会場で同時にライブが行われる。この期間、地図と演奏スケジュール表を片手に会場を渡り歩く人々の姿が目に付く。まさに「街全体がライブハウス」となる。

ホールでのライブを聴くにはフリーパス形式のチケットを買う必要があるが、街角ライブやドックヤードガーデンなど一部はチケットを買わなくても聴くことができる。

一口にジャズといっても、昨年話題となった映画『スウィングガールズ』のようなビッグバンドから、ピアノ・サックス・ドラムスなど少人数の組み合わせで聴かせる形式までさまざまだ。観客たちは、自分好みのステージをチェックし、いかに効率よく聴きたい演奏を聴くか頭を悩ませることになる。

和洋折衷、古今東西、異種混合

「日本ジャズ発祥の地」としての横浜をアピールしようと、ジャズの愛好家協会が主催・横浜市が共催という形で1993年に始まった。今年で十三年目になる。有望な若手の登竜門としてのコンペティションも併せて開催される。

第一回の出演者陣には、秋吉敏子(ピアノ)、ジョージ川口(ドラムス)、原信夫(テナーサックス)、世良譲(ピアノ)など、名だたるメンバーが名を連ねる。
海外からの招致にも積極的で、カナダ・ドイツ・オランダ・北欧・NYなど、世界各国から個性的なミュージシャンたちが参加する。

サッカーのワールドカップが開催された2002年には、開催が五月に前倒しされ、日韓交流のセッションも行われた。
1997年のクラシックの神奈川フィルハーモニー管弦楽団との共演や、2003年の和太鼓とのセッションなど、異種交流的な自由さも「横浜ジャズプロ」ならではと言える。

浜っ子の必須科目?チケットの学割も

出場者も観客も年々増え続ける一方、運営母体の横浜市芸術文化振興財団の予算が財政難のため少なくなってきているという気になる記事もある。
年々規模が拡大していくこのイベントを影で支えるのは、約150人の市民ボランティアだ。通訳、会場整理、チケット販売等、観客が心から音楽を楽しめるよう裏から支援する。

2004年には「子どもの頃からジャズに親しんでほしい」と、中高生は1000円、小学生以下は無料(保護者同伴)とした。
単に「音楽を聴きに行く」ことだけでなく、街の再発見や、演奏者、スタッフや他の観客など人との触れ合いも得がたい体験となるだろう。未体験の方もぜひ一度、気軽に足を運んでみてはいかがだろうか。

2004年は運悪く台風の中での開催となった。今年の開催日は10月8日〜9日(予定)。台風にも遭わず、今年も街角ライブを楽しめることを祈る。

関連情報サイト
関連記事情報(for G-Searchデータベース)
2004.10.05 地方版/神奈川 21頁 写図有 (全617字) 
1997.10.10 地方版/神奈川 写図有 (全1765字)
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