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ついに宇宙旅行時代が到来!
いよいよ始動する宇宙観光ビジネス
2005年5月27日 (text by す)

高校生の時「2001年」を見ました。2001年になれば宇宙旅行なんて当たり前になってんだろうなぁと思ってました。いやそのまえに「1999年」があるから、2001年は来るのかという心配もしてました。現実はなかなか予想通りにはいかないね。HALのようなコンピュータないし、マウスで絵を描いているし・・・

今月、日本の旅行代理店が英ヴァージングループ企業による宇宙旅行の独占販売権を取得し、ツアーの概要を発表するとともに参加者の募集を開始したと発表した。20世紀末に「ペプシを飲んで宇宙旅行に行こう!」というキャンペーンが行われ、宇宙旅行の時代到来を予感させてくれたが、いまだ実現していない。だが、冒頭のツアーは2008年に予定されている。そう、宇宙旅行が目の前なのだ。

宇宙旅行は20万ドル(約2,200万円)

宇宙旅行、宇宙観光ビジネスの開発に積極的なので有名なのが、英ヴァージングループの創始者であり会長であるサー・リチャード・ブランソンだ。既にグループの中に Virgin Galactic という宇宙観光ビジネスのための企業を設立。現在、5機の宇宙船「スペースライナー」を建造中。この新宇宙船は、国家レベルの援助を受けずに民間の力だけで有人宇宙飛行を実現させた最初のチームに賞金1000万ドル(約11億円)を贈るという宇宙船開発レース「ANSARI X PRIZE」で優勝した米スケールド・コンポジッツ社のスペースシップワン(SpaceShipOne)の技術がベースとなっている。

ツアーの概要は .....

米国で3日間の訓練、メディカルチェックプログラムを受診する。米国カリフォルニア州モハベ空港を出発し、高度5万フィートの上空までマザーシップ(ホワイトナイト号)で飛行、マザーシップから切り離された宇宙船は音速の3倍というスピードで高度100キロの宇宙空間へ。約25分間の宇宙滞在と約5分間の無重力を体験、窓の外に広がる宇宙空間と地球 の姿を十分に満喫する。

というもの。全行程2時間半から3時間。参加費用は20万ドル(約2,200万円)だ。

民間による宇宙旅行ビジネスが本格化

ここ最近の宇宙開発について、「新聞記事データベース」で調べてみた。

米ブッシュ大統領は昨年1月、月と火星に有人探査を目指す新宇宙政策を発表した。2008年までに無人探査機による月面探査、2010年までに国際宇宙ステーションを完成させ、スペースシャトルは早期に引退、宇宙探査船を建造し月面での長期滞在、火星への有人探査を目標としている。発表後すぐに「火星より地球の方が大切」「大統領選挙戦向けキャンペーン」「巨額な開発費用負担」などの批判が新聞報道されており、現在では宇宙技術の軍事転用の問題も指摘されている。しかし、今年には2003年のスペースシャトルコロンビア号事故後、いよいよディスカバリー号が飛行を再開する予定だ。

民間では英ヴァージンのツアーのほか、2004年末には米オンライン書店最大手アマゾン・ドットコムの創始者ジェフ・ベゾズ氏も宇宙旅行業に参入する方針を表明している。宇宙旅行ツアーが抽選で当たるボルボやセブンアップ、オラクルのキャンペーンや、スペースアドベンチャー社の弾道飛行旅行の予約受付もはじまっている。一風変わっているが、北海道日本ハムファイターズとタイアップしたキャンペーンの一環として新庄選手がホームラン25本の目標達成した場合、新庄選手に宇宙旅行が贈られるというものもある。

また、米連邦航空局(FAA)も宇宙旅行サービスの指針案を作成、客にリスクを説明することや、パイロットが十分に訓練を受けていることなどを挙げた。業界の安全基準作りも始まった。宇宙旅行ビジネスがいよいよ本格化する。

宇宙飛行した日本人

ちなみに、これまで宇宙を飛行した日本人は5人。1990年にTBSの宇宙特派員として旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」からの放送を行った秋山豊寛さん、スペースシャトルでは1992年と2000年に飛行した毛利衛さん、1994年と1998年に向井千秋さん、1996年と2000年に若田光一さん、1997年に日本人初の船外活動を行った土井隆雄さんだ。

コロンビア号事故後、初の飛行とするディスカバリーにも日本人宇宙飛行士が乗り込む予定。5月中旬の打ち上げを7月まで延期したディスカバリーには野口聡一さんが搭乗する計画だ。

関連情報サイト
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