トップ > G-Search "side B" > 旬の話題
旬の話題
2004年11月5日更新

モノポリー世界選手権大会が東京で開催

モノポリーというゲームがある。丸顔に独特の太い髭を蓄えた紳士がマスコットのこのボードゲームは、最近流行のコンピューターゲームとは違い、サイコロとボード、玩具の紙幣を利用し、人間を相手としたゲームだ。

1935年に発売されモノポリーはなんと世界80カ国、5億人以上のプレイヤーに遊ばれている。

モノポリーが日本に上陸したのは40年代。当初なかなか人気の出なかったモノポリーだが、日本モノポリー協会の会長にモノポリーが趣味というコピーライターの糸井重里さんが就任しPRした事から、20代、30代を中心に浸透してゆき、その後、日本人プレイヤーの世界選手権優勝(なんとモノポリーで世界大会までもが開催されているのだ!)をきっかけに人気は全国区となった。

日本人初のモノポリーチャンピオンは百田郁夫さん。1988年にロンドンで開かれた第8回世界選手権で29カ国の代表と前回チャンピオンの30人を制し優勝を果たした。

百田さんが世界大会で優勝した後、愛好家からの挑戦が後を絶たなかったという。そこで百田さんはこうした「モノポリー名人と対戦したい」という声に答え、何と自分の会社を会場に「名人戦」を開くようになった。

こうした日本人プレイヤーの活躍と糸井重里さんを中心とする日本モノポリー協会の活動により、現在ではいくつもの大学で愛好会ができたり、カルチャーセンターや、自治体の趣味講座でも取り上げられる人気となったのだ。

●モノポリー世界選手権が日本開催

このように伝統あるモノポリー世界選手権のアジア地区初となる大会が、今年の夏、日本で開催された。

新聞・雑誌記事横断検索」でモノポリーを調べると、世界選手権開催に関する記事を見つけることができる。

記事によると、

大会は4年に一度開催され、各国の代表と前年度チャンピオンが開催国に集まりプレイする。まさにモノポリーのワールドカップだ。今年の大会は12回目の開催にあたり、東京港区の六本木ヒルズで行われた。

今年は40カ国もの代表者が出場。日本代表としては日本IBM勤務の植田幹浩さんと2000年世界チャンピオンの岡田豊さん(岡田さんは百田さんに次ぐ日本人二人目の世界チャンピオン)が参加した。

世界選手権は8月8日の予選と9日の決勝戦で行われた。この2日間に及ぶ激戦を制したのはスペイン代表のアントニオ・フェルナンデスさんで、見事優勝賞金である15,140ドル(約181万円)を手に入れた。 ちなみにこの優勝賞金はモノポリーのゲーム内で使われる玩具紙幣の金額と同数。ゲームの中でライバル達を破産に追い込んで手に入れた金額を、実際に賞金として受け取れる面白い試みだ。

このように全世界的に盛り上がるモノポリーだが、さまざまなコンピューターゲームが登場する今日に、発売から70年近くも経つモノポリーが人気を保っている事が不思議に思えてくる。

その理由となる魅力を検索結果の記事から調べてみると、次のポイントがあるようだ。

  • ルールそのものは簡単
  • 仲間とわいわいとプレイできる
  • 駆け引きや交渉力が勝負のポイントになり奥が深い

また、こうした魅力の他、ゲーム自体が大人のコミュニケーション手段として見直されてきた事もあるようだ。

コンピューターゲームが提示する課題を淡々とクリアするだけでは、人間は飽きてしまうし、勝ってもむなしい。
生活スタイルの変化により人間同士の真剣なやり取りという事自体が稀となった現代人にとっては、実現し難い人とのやり取りが実現するモノポリーが、コミュニケーションの場として重宝されているのかもしれない。

※次回更新日は、11月11日(木)の予定です。 バックナンバーを見る トップにもどる
このコラムについて

これは・・・





関連記事リンク

カナダ・トロント モノポリー世界大会 東京都在住の岡田豊さんが優勝
日刊スポーツ記事情報 2000.10.25 日刊スポーツ 24頁 写有 (全387字)

[ライバルの目]不況…ブームじわじわ、ボードゲーム 大人狙って販売攻勢
毎日新聞記事情報 1993.01.18 東京夕刊 3頁 総合 写図有 (全1299字)

G-Search
株式会社ジー・サーチ