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2004年8月26日更新

アテネより熱い!?全国金魚すくい選手権大会開催!

アテネオリンピックで日本選手が“金メダル”目指し奮闘していた頃、地球の裏側では“金魚”をめぐり熱い競技が繰り広げられていた。その名も「全国金魚すくい選手権大会」である。

全国金魚すくい選手権大会は奈良県大和郡山市で行われ、今年でなんと10回目の開催。競技内容はもちろん金魚すくいだ。

制限時間3分の間に、1枚のポイ(すくい網)でどれだけの金魚をすくえるかを競う単純な競技で、これを個人戦と3人一組の団体戦で行う。

縁日の出し物を全国規模の競技大会にしてしまったような物だが、主催である大和郡山市は本気だ。

大和郡山市による取り組みを調べる為、新聞・雑誌記事横断検索を利用しキーワードを「金魚すくい選手権大会」として検索実行すると279件もの記事がヒットした。

検索でヒットした記事を過去分から表示をさせると、第1回大会開催当時の様子が判って面白い。


●金魚すくいを国際大会に!

記事によると全国金魚すくい選手権は、大和郡山市の周到な取り組みにより開催前より大きな注目を集めていた事が判る。

例えば、大和郡山市では選手権開催にあたり「全国金魚すくい競技連盟」を結成。
その主旨として「金魚すくいの技術の研究とその向上を図り、スポーツ化する金魚すくいを全国的なものとし、さらに国際競技化を目指すものとする」という宣言まで行った。

また、7条からなる詳細な競技ルール「全国金魚すくい競技連盟標準公式規程」を正式ルールとして制定。大会開催にあたっては、リハーサル大会や市内の学校によっては同時の練習会を開くなど周到な準備が行われていた。

その結果、第1回開催から大きな反響があり、当初設定した定員400名に対し申込み数なんと約1,200人。全国大会らしく北は群馬県、南は鹿児島県からの申込みもあったという。


●金魚すくい選手権のはじまり

そもそもこのアイデアはどこから出てきたものか?
記事検索を行うと、それについて触れられた記事が見つかった。

そもそも大会の主催である大和郡山市は、金魚の生産高日本一として知られていた町だ。

一時期は、全国シェアの約6割にあたる年間約8千万匹もの金魚を生産していた同市だが、熱帯魚ブームにより売上げが減少。そのための“町おこし”として企画されたのが金魚すくい選手権のはじまりだ。

記事によると、最初に案を持ち出したのは大和郡山市観光協会長で全国金魚すくい競技連盟理事長の石田貞雄さん。金魚研究50年の「金魚はかせ」である。

石田さんの、

「金魚すくいの露店を見たら、したかった。いい年をして一人でやるのは勇気がいる」
「金魚すくいをスポーツ化して全国大会を開いたら」

という素直な発想が全国金魚すくい選手権大会として実現したのだ。

そして10回目となる2004年の選手権には過去最多となる5,815人からの応募があり、予選と抽選により1,803人もの参加者がポイを振るった。

年々レベルと規模が膨らむこの大会。大会の全国規模化はほぼ成し遂げられ、大和郡山市が目指した国際競技化が実現する事も夢だけとは思えない。
それであればオリンピックの正式競技として採用される事も夢ではないか?と季節柄、楽しい想像すらできる大会だ。

※次回更新日は、9月2日(木)の予定です。 バックナンバーを見る トップにもどる
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金魚をすくえ!




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大和郡山の「全国金魚すくい選手権大会」 10回目、1951人が熱戦 /奈良
毎日新聞記事情報 2004.08.23 地方版/奈良 23頁 写図有 (全820字)

第1回全国金魚すくい選手権大会−−8月27日、奈良・大和郡山市
毎日新聞記事情報 1995.07.22 大阪夕刊 5頁 特集 写図有 (全2016字)

奈良・大和郡山市が企画の「金魚すくい選手権大会」に応募殺到 県外を優先へ
毎日新聞記事情報 1995.06.10 大阪朝刊 26頁 社会 (全655字)

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