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旬の話題
2004年3月18日更新

あの手この手で予防。花粉症対策特集

●花粉飛散量が大減少!

今年も花粉症のシーズンが到来した。

例年に比べるとマスク姿の人が少ないと思っていたが、今年は花粉飛散量が大幅に減少する見通しとなっているそうだ。

原因には昨年の冷夏がある。花粉飛散量は7月上旬から8月上旬にかけての日射量と降水量に大きく影響されるという。日射量が多く、降水量が少ない、いわゆる猛暑になると翌年春の花粉飛散量はが増加し、逆に雨の多い冷夏になると減少することになる。
昨年の冷夏の影響を受けて、花粉が減ったという訳だ。

花粉飛散量は、地域によっては例年の10%程度まで減る所もあり1989年の観測開始以来2番目に少ない数字になりそうだ。

とはいえ、この時期がアレルギーを持つ人にとって辛い季節に変わりなく、今年も様々な花粉症対策が考えられている。


●花粉症対策いろいろ

一般的に花粉症対策というと病院で貰う薬や顔全体を覆うようなマスクを想像しがちだが、意外な発想からくる食餌療法が考案されている。

新聞・雑誌記事横断検索サービスで、キーワードを「花粉症 AND 対策」として検索すると、いくつもの花粉症対策が見つかった。

こうした記事の中から、今年話題になっているものを取り上げてみたい。

  • にがり

    ある薬局チェーン店の集計によると花粉症対策商品で、今年一番の人気は「にがり」だという。

    にがりには、花粉で炎症を起こした鼻や目の粘膜の症状を和らげるマグネシウムが含まれており、花粉症の症状緩和に有効だ。この効果がテレビの情報番組で紹介されたのがきっかけで、にがりブームが起きているという。

    にがりの使い方は、飲料水に少量のにがりをたらす他、米や味噌汁などの隠し味として数滴加えるのが一般的。摂取しすぎると下痢などを起こしやすく、料理に少しずつ取り入れ方法がお勧めされている。

  • ハーブティー

    にがりブームはあるとはいえ、今年は花粉飛散量が少なく花粉関連商品の売上が伸び悩んでいる。そうした中、売れ行き好調なのが「ハーブティー」だ。

    昨今の健康茶ブームにより、甜茶によるアレルギー予防が注目されたことと、生活に組み込み手軽に試すことができることから、幅広い年齢層の支持を受けている。


●花粉をもって花粉を制する?

花粉対策というと、できるだけ花粉を遠ざけるか、上のように症状緩和に役立つ物を摂取するのが一般的だ。ところが、あえて花粉を取り込むことにより花粉アレルギーを克服する花粉療法がある。

これは「減感作療法」と呼ばれるアメリカでは一般的な療法で、花粉を定期的に注射し身体を花粉に慣れさせる事で体質を改善する治療方法だ。

高い効果があると言われているが、約30〜40本の注射を2年以上に渡って注射する必要があり、日本ではあまり知られていない。

ところが、新聞・雑誌記事横断検索で花粉対策を調べていると、減感作療法にあたるものが日本の民間療法として広まっていることがわかった。

  • 菜の花を食べる

    日本では花粉の注射という直接的な摂取は普及しておらず、もっぱら花粉を何かに加工して食べる方法が選ばれている。

    花粉を食べるにしても刺激の強い物は避けた方が良く、刺激の弱い「菜の花」の花粉を食べる療法が新聞記事で紹介されていた。

    記事には菜の花の食べ方も紹介されており、それによると一日三回、一回に十センチ程度の菜の花三本を水洗いしてミキサーに掛けて青汁状にして飲むのが最適という。

    青汁状というところに抵抗感があるが、実際に花粉症が改善されたというコメントもあることから、家庭でチャレンジしてみるも面白そうだ。

  • 黒焼花粉

    減感作療法についてさらに調べると「黒焼花粉」という物が見つかった。

    黒焼花粉とは、花粉を飛ばす前の米粒大に膨らんだ杉の雄花をアルミで巻き黒くなるまで焼いたもの。民間療法として古くからある黒焼きを花粉に応用したものだ。

    この黒焼花粉、高品質な物を作るには下のような条件がありなかなか難しい。

    1. 雄花の姿がそのままの状態を保ち、光沢があるもの
    2. 形が崩れ難いもの
    3. スギの香りや風味が残らないもの

    それを受けてか、広島県にあるアイティケイ社が「黒焼花粉」を販売した。同社では4年前より研究を続け、ついに販売にいたったという。

    黒焼花粉について医学的な効果は判明していないが、花粉を黒焼きにして食べるという発想がとっぴで面白く、原材料の入手や加工に非常な手間を掛けているだけに、なにやら効果があるような期待が持てる。

    花粉症に思うような対策がとれない方は、こうした日本の民間療法も試しては如何だろうか?

    ※次回更新日は、3月25日(木)の予定です。バックナンバーを見る トップにもどる
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ようこそ花粉ショーへ!?


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[YOU館]花粉、10年ぶり激減か 昨年の冷夏が影響
毎日新聞記事情報 2004.02.28 中部夕刊 1頁 1面 写図有 (全1200字)



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