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●HOLGA(ホルガ)というトイカメラを知っていますか?
ホルガは中国で生産されたレンズもボディーもプラスチック製のおもちゃカメラ。
作りが簡単で値段が安い反面、シャッター速度や絞りが固定されるなど機能は少なく単純な撮影しかできない。
そればかりか、プラスチックボディの内部に光線が入ったりピンボケしやすいなど、とても性能が良いとは言いがたいカメラなのだが、このチープな作りが思わぬ撮影効果を生み出すと世界中で人気だ。
デジタルカメラや高性能カメラが溢れる世の中で、時代に逆行するかのようなホルガの魅力とはなんだろうか?
試しにGoogleでキーワードを「ホルガ」として検索すると約1,650件ものサイトがヒットした。サイトはホルガで撮影した写真の紹介からホルガの改造の仕方までと幅広い。
同じく、新聞・雑誌記事横断検索でホルガを調べてみると216件の新聞記事がヒット(2004年3月現在)。記事には各地で開催されたホルガによる写真展示会などが紹介されており、ホルガで撮影された写真が芸術面において認められていることが判る。
これらのサイトや記事情報によると、
ホルガはトイカメラならではの撮影効果により、他のカメラでは写せない「ぼんやりとした味わい深さ」を写しだすといい、それが大きな魅力となっているようだ。
また、本体がプラスチック製なため自由な改造が可能など手が加えやすいことから、様々な手法と撮影者のセンス次第で芸術性を持った写真が撮れる。
「あいまいなピント」や「光漏れがしやすいプラスチック構造」といったデメリットが、現在のカメラには持てない長所となったのだ。
●にゃーにゃーHOLGA登場
こうしたホルガブームの水面下で静かに流行つつあるのが、ネコ型ロボットならぬネコ型カメラの「にゃーにゃーホルガ」だ。
にゃーにゃーホルガとは「HOLGA K202」の通称。黄色いプラスチックボディにウインクをしたネコの顔がプリントされた可愛いカメラだ。
もちろん可愛いだけでは無く機能も充実。
ネコの目がカメラとなったデザインなのだが、ウインクした目の下にほくろがある。これを押すと9種類の効果音が鳴るのだ。
効果音は「ピロピロピロ〜」「ズキュ〜ン、ズキュ〜ン」といったいかにもオモチャ的な音。さらに音が出ると同時に眼の上のランプが光る機能までもが搭載されており、どんな仏頂面の被写体でも顔が緩むこと請け合いだ。
●ポラロイドカメラ+ホルガ=ポルガ
また日本ポラロイドでは、ホルガをポラロイドカメラにしてしまうアダプターキットを発売。これらが合体した状態は通称「POLGA(ポルガ)」と呼ばれ、ホルガとポラロイドの微妙な味わいが合わさり好評を得ている。
何事もデジタル化の一途を辿る昨今の世の中だが、ホルガのようにあえて進化を止める事で深い味わいのある作品が作られる事が面白い。また、上の新製品のようにそれを踏まえたモノが作られ続けるのは嬉しい事だ。
※次回更新日は、3月18日(木)の予定です。
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