● タカラが夢を見る手助けをする装置を発表
望みどおりの夢を見る手伝いをする。そんな夢の装置を大手玩具メーカのタカラが発売する。
その名も「夢見工房」だ。
装置とはいっても使い方は簡単。
寝る前に見たい夢をイメージし、それに関係する写真などを眺める。さらに見たい夢の内容を自分の声で吹き込み睡眠中に再生する。
こうした準備をした上で、リラクゼーション効果を出すアロマや音楽を流すことで心地よく眠ることができ、望みの夢を見る助けにもなるらしい。
「夢見工房」の開発にあたっては、江戸川大学社会学部人間社会学科助教授である松田英子氏が協力されている。“睡眠”そのものを科学的にとらえたうえで、夢をみる手助けをすることができる、という。
好きな夢を見たい場合、昔であれば枕の下に見たい夢の写真や絵を入れて寝たものが、発想はこれと同じに見える。ただ、こうした遊び的な要素について科学的研究・開発を行い実用性のある物として製品化してしまうところが面白い。
一昨年にノーベル賞のパロディ賞となるイグ・ノーベル賞を受賞したバウリンガルにしてもそうだが、冗談とも本気ともとれない発想を商品にしてしまう行動力に、玩具メーカータカラの意気込みを感じる。
「効果はあるの?」などと野暮なことは考えず、玩具が作る夢を買いたいものだ。
● タカラの独創的な新製品
タカラはここ数年、独創的な新製品を立て続けに発表している。
これら新製品の多くは、玩具とは違う分野とのコラボレーションによって生み出されている事が特徴的だ。
そんなタカラの最近の主だったヒット商品を並べてると…
| そんなバナナ | 携帯電話+玩具 |
| レッツビア | ビール+玩具 |
| イーカラ | カラオケ+玩具 |
| バウリンガル | 翻訳機+玩具 |
| Q−CAR | 車+玩具 |
| プラスマイナス0(ゼロ) | 家具+玩具 |
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と、玩具を切り口に他分野に進出し成功している様が伺える。
こうしたタカラの成功にはどのような背景があるのか、新聞・雑誌記事横断検索 を利用して調べてみた。
● 佐藤慶太社長の「拡玩具」戦略
記事データベースを用いてこれら新製品について調べると、新製品の発想に代表取締役社長佐藤慶太氏の考えが深く影響されていることがわかる。
例えば 新聞・雑誌記事横断検索 で検索をしてみると、
準損失136億円にものぼるタカラの社長となった佐藤慶太氏が、「拡玩具」という玩具の枠にとらわれない商品を生み出し、さらに積極的な提携・M&A戦略を実施することで、他分野の企業と協力関係を作り、さらなる「拡玩具」の開発、販売ルート拡大を果たしたことが判る。
検索結果から判明したタカラの提携・M&A戦略を並べてみるとその数10社以上にのぼり、ほぼ全ての業界を網羅していることがわかる。
- ゲーム・玩具
- 文房具
- 自動車
- 携帯電話
- ホームセンター
- 雑貨
- 家電事業
- 海外流通
- 国内流通
- その他
こうした新聞・雑誌記事から、タカラが如何にして斬新なアイデア溢れる商品開発・販売に成功したかが見えてきた。
また記事によると、タカラは今後は企業間の連携だけにとどまらず、学者や科学者との共同開発に注力するとされており、これは既に「夢見工房」開発における江戸川大学松田助教授の協力により実現されている。
このように、次々と送り出されるアイデアを見ていると「次はどんな驚きを見せてくれるの?」と、楽しみになってきた。
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